〈終戦〉を問い直す 日ソ戦争と8・15神話
8月15日は終戦にあらず。9月2日降伏文書署名まで日本はソ連と戦争中であった。
風化する戦争体験の中で8月ジャーナリズムを再考する。
『日ソ戦争』の麻田雅文先生 @StarsofCCTV 最新刊。
〈目次〉
まえがき
日ソ戦争(1945年)―― 残された負の遺産と教訓 麻田 雅文
はじめに
「戦後」に始まった戦争
なぜ知られていないのか
政治的利用を図るロシア
開戦に至る背景
トルーマン大統領の同意
ポツダム宣言「黙殺」とソ連への期待
ソ連の目論見
日本の中枢は何を考えていたのか
ソ連と日本の作戦計画
行きづまる関東軍
8月15日以降も続いた戦争
南樺太と千島列島の戦闘
幻の北海道上陸作戦
残された負の遺産
残留孤児・北方領土
現代に向けた教訓
〈短い対話 1〉
玉音放送は戦場でどう伝わったか
領土問題をどう考えるか
「8月ジャーナリズム」再考 ――「9月ジャーナリズム」の時代へ 佐藤 卓己
はじめに
「終戦日」とは何なのか
NHKの世論調査から
多様な「終戦」の日
日本の教科書に見る「終戦」
「8月ジャーナリズム」の問題性
「玉音写真」への疑問
記憶は嘘をつく
「9月2日」という日
「慰霊の日」と「平和の日」
「9月ジャーナリズム」の提唱
〈短い対話 2〉
「8月15日の神話」はなぜ続く
韓国における歴史認識
中・ロにおける「9月2日」問題
対談 麻田雅文 × 佐藤卓巳
21世紀型戦争とは
揺らぐ集合的記憶
ソ連の北海道侵攻計画について
「終戦」と「敗戦」の違い 136
「○○の日」をどう定めるか
メディアとの向き合い方
戦争の記憶をどう継承するか
あとがき