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大陸反攻と台湾―中華民国による統一の構想と挫折―
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共産党軍に追い落とされた国民党政府、蔣政権は大陸奪還の為'60年代の終わりまで反攻戦略を策定し米国に働きかけていた。
ベールに包まれて来た台湾の大陸反攻作戦を解説。
『大陸反攻と台湾』5,940円
五十嵐隆幸 著 名古屋大学出版会
【主要目次】
はじめに / 巻頭地図
序 章 大陸反攻と台湾
1 台湾に存続する中華民国の大陸反攻
2 先行研究と史資料
3 本書の論点と構成
第1章 大陸反攻の起源とその展開
—— 1949~1957
はじめに
1 中華民国政府の台湾への撤退
2 冷戦の影と大陸反攻
3 第一次台湾海峡危機と「米華相互防衛条約」
4 大陸反攻作戦の準備再開
小 括
第2章 「蔣介石=ダレス共同コミュニケ」と大陸反攻
—— 1957~1960
はじめに
1 第二次台湾海峡危機の勃発
2 「蔣介石=ダレス共同コミュニケ」
3 第二次台湾海峡危機の収束と反攻作戦準備の再開
4 大陸反攻の好機を求めて
小 括
第3章 「攻勢作戦」の限界と「攻守一体」への転換
—— 1961~1969
はじめに
1 大躍進政策の失敗と単独反攻作戦の構想
2 核実験の成功と完全単独反攻作戦の構想
3 ベトナム戦争に乗じた米華共同反攻作戦の構想
4 文化大革命と共同反攻作戦の断念
5 新たな国家戦略の検討
6 「攻勢作戦」から「攻守一体」への戦略転換
小 括
第4章 ニクソンの対中接近と蔣経国への権力移行
—— 1969~1972
はじめに
1 「グァム・ドクトリン」と蔣介石の執念
2 「攻守一体」戦略への移行初期における国軍
3 ニクソン・ショックと国連からの「脱退」
小 括
第5章 「予想される対米断交」と蔣介石死後の大陸反攻
—— 1972~1978
はじめに
1 蔣経国の行政院長就任と日華断交
2 台湾を取り巻く国際環境の複雑化
3 アメリカの軍事的コミットメントの変化
4 蔣介石の死去と蔣経国による「今後の国防方針」
5 共産党指導者の相次ぐ死去と単独反攻作戦の構想
小 括
第6章 蔣経国の総統就任と米華相互防衛条約の終了
—— 1978~1983
はじめに
1 蔣経国の総統就任とアメリカの対華武器売却
2 米華断交と「台湾関係法」
3 アメリカに頼らぬ単独防衛体制の整備
4 大陸反攻の残された希望とレーガン政権
小 括
第7章 大陸政策の再定義と大陸反攻任務の解除
—— 1984~1991
はじめに
1 「台湾防衛」型軍隊への改編と戒厳令の解除
2 蔣経国から李登輝に託された「中国統一」の責任
3 大陸反攻の終焉
小 括
終 章 台湾に在る中華民国政府の選択
1 「正統中国」の原則と大陸反攻の終焉
2 1991年以降の台湾をめぐる安全保障
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